2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧
■ 1928年(昭和3年)に建設されたという木曽の旧黒川小学校を大規模改修して出来た「木曽おもちゃ美術館」(実質的には子どもたちがいろんなおもちゃを使って遊ぶスペースがいくつも創りだされた施設)が昨年(2022年)11月にオープンしていた。SNSで紹介さ…
(再)東筑摩郡朝日村古見 3柱1構面梯子33型 2023.03.29■ 既に数回見ている火の見櫓だが、今回初めて気が付いたことがある。それは、櫓の下部を広げていること。垂直の柱を途中から外側に折って広げていることに気が付き、思わず「あれっ」と声を出してしま…
(再)塩尻市上西条 3柱66型トラス脚 2023.03.28■ 過去ログと比べると、今回の方が遠くから撮っている。火の見櫓のある風景を撮るという意識が強くなっていることが確認できる。前回もこの方向から撮っているがこんなに引いていない。火の見櫓の全形を撮る場…
火の見櫓のある風景 (再)辰野町小野 4柱44型トラス脚 2023.03.24■ スケッチしたい風景。背後の山が近い。この山をどう描くか、線描表現が難しい。道路の左側の建物の屋根、手前は切妻で単純だが、その奥が入母屋で複雑だ。きちんと描かないと遠近感が不自…
■ しばらく前にKさんから送られてきた封書には3枚の切手が貼られていた。そのうちの1枚は1964年の東京オリンピックの切手。1963年、60年前に発行された切手だが、もちろん今でも使える。60円と20円の切手は1981年の発行。60年切手には東京国際切手展記念と表…
■ 諏訪信仰について書かれた『諏訪の神さまが気になるの』北沢房子(信濃毎日新聞社2020年1月初版、2021年11月6刷)を買い求めて読んだ。諏訪の古からの歴史、民俗などに関する論考が収録されたディープな内容の「スワニミズム」という本が「大麦小麦」の書…
(再)茅野市湖東 4柱44型トラス脚 20213.03.19■ 八ヶ岳連峰のなだらかな裾野に広がる諏訪地域には今も何基もの火の見櫓が立っている。凛とした姿は早春の八ヶ岳によく似合う。
1460 茅野市米沢 北大塩公民館、茅野市消防団米沢分団第三部4柱44型トラス脚 2023.03.20後方に写っているのは北大塩公民館見張り台の手すりに〇と逆さハート形の飾りが付けられていることがよくある。なぜ、このデザインがあちこちで使われているのだろう・…
1459 茅野市米沢北大塩 4柱44型トラス脚 2023.03.19■ 蔵があるのは古くからある集落の証。古くからある集落には蔵もあるし火の見櫓も立っていることが少なくないから、上掲写真のような風景が見られる。茅野市の郊外では蔵をよく見かける。米沢地区でも見か…
火の見櫓のある風景①1458 茅野市米沢 瀬神社の近く 4柱6〇型トラス脚②③■ T字路の脇に立っているので、3方向から写真を撮った。①②③どれも絵になる風景。描きに行きたい、いや行く。描きやすいのは③、描きにくいのは①。②も火の見櫓と住宅が重なっているので描…
①1457 茅野市米沢 4柱44型トラス脚 2023.03.19②①の写真で火の見櫓の奥に②の道路がある。③②の反対方向から見る。①②③の写真の位置関係④屋根は反っているし、見張り台は面取りしてあるので、前稿に載せた火の見櫓(1456)と比べて遠目には柔らかい感じがする。…
1456 茅野市米沢 茅野市消防団米沢分団第一部 4柱44型トラス脚■ 今日(19日)急に思い立って、茅野市の米沢地区で火の見櫓巡り(ヤグ活)をした。ひのみくらぶ会員の藤田さん(過去ログ)がSNSで紹介していた同地区の火の見櫓を見て、行きたいと思っていた。…
『映画を早送りで観る人たち』稲田豊史(光文社新書2023年2月10刷発行)■ 映画を1.25倍速、1.5倍速で観る人がいるということは知っていた。でも、どうして? 先日、書店でこの本を目にした。早送りで観る理由を知りたくて買い求めて読んだ。2022年4月に1刷が…
火の見櫓のある風景スケッチ 朝日村にて 2023.03.15 ■ 風景を構成している要素の大きさ、要素間の位置関係をできるだけ正確に描きます。そうしないと遠近感が自然に見えるような表現ができないので。各要素の形はそれほど正確でなくても気にしません。 実は…
■ 「大江健三郎さん死去」 信濃毎日新聞は3月14日付 朝刊の1面トップで大江健三郎さん死去の報を伝えた。第一社会面(31面)に大江さんの主な作品が紹介されている。 以下雑記。 大江健三郎さんの作品280「死者の奢り」「芽むしり仔撃ち」「見るまえに跳べ」…
(再 過去ログ)岡谷市長地 岡谷市消防団第11分団屯所 4柱4〇型トラス脚 2023.03.12■ ひのみくらぶミーティングをしたファミレスの近くまで戻って、この火の見櫓を観察した。その後、屯所の前で記念写真を撮って解散した。火の見櫓巡り、ヤグ活は思いの外歩…
1455 下諏訪町東山田 下諏訪町消防団本部第7分団屯所 4柱44型トラス脚 2023.03.12■ 次にひのみくんが案内してくれたのは岡谷市の隣り、下諏訪町の火の見櫓だった。私は初見。櫓のなだらかなカーブを描く末広がりのフォルムが美しい。少し離れたところから屋…
1454 岡谷市長地梨久保 岡谷市消防団第10分団屯所横 4柱4〇型トラス脚 2023.03.12■ この火の見櫓も見るのは初めてだった。ひのみくんに説明することも忘れて観察した。岡谷市内で9日の夜、火災が発生したが、この屯所からも出動したのだろう。消火ホースが何…
1453 岡谷市長地 4柱44型ロングアーチ脚 2023.03.12■ キレッキレという言葉に倣えば、これはサビッサビの火の見櫓。ひのみくんが紹介してくれたこの火の見櫓を見るのは初めてだった。櫓中間の踊り場まで外付け梯子が掛けられ、そこから上は櫓内に梯子が掛け…
■ 昨日(12日)の午後、岡谷のファミレスでひのみくらぶのカフェミーティングをした。集まったのは火の見櫓大好き少年・ひのみくんファミリーとひのみちゃん、私の5人。火の見櫓のことが記事になっている読売KODOMO新聞をひのみくんにプレゼントした。記事で…
消火ホース乾燥塔 3柱無4型ロング三角脚 諏訪大社上社本宮の近く 2023.03.12■ この塔に半鐘が吊り下げられていれば、迷うことなく火の見櫓だと判断できる。この鉄塔は使用後の消火ホースを乾燥させるためのもの。火の見櫓も消火ホース乾燥塔も消防の活動に欠…
1452 諏訪市中洲中金子 中洲小学校の近く 4柱44型複合脚(重量鉄骨造)2023.03.12■ この構造であれば、梯子ではなく階段を設置することもできただろう。建設費は嵩むがそうして欲しかった。「半鐘」ラベルが貼ってある。木槌を半鐘の内側から吊り下げている。…
(―)茅野市宮川新井 4柱6〇型複合脚(正面ロングアーチ、3面トラス脚)2023.03.12見張り台の下がやけにごちゃごちゃしている。各構面2分割し交叉ブレースを設置して、4本の柱から2本ずつ方杖を出しているし、他にも何やらあれこれ付いている。脚部4面ともト…
(再)諏訪市中洲福島 4柱44型トラス脚 2023.03.12■ この火の見櫓は2016年10月に観ているけれど(過去ログ)、その時は上のような周辺の様子が分かる写真を撮っていなかった。当時なぜ、このような写真を撮らなかったのか。関心が火の見櫓に集中して、周りを…
1451 諏訪市中洲下金子 4柱44型複合脚正面トラス脚、3面ブレース囲い 2023.03.12■ 櫓のプロポーションも屋根と見張り台の大きさのバランスも良い火の見櫓。脚部 正面のみ開口を確保するためにトラス脚に、残る3面は交叉ブレースにしている。脚部の写真は屋根…
①1450 諏訪市中洲中金子 4柱44型貫通やぐら2023.03.12■ 昨日(12日)は終日ヤグ活(茅野のやぐらくらぶの藤田さんの造語、火の見櫓めぐりをするという意味)をした。午前中は中諏訪方面のやぐら巡り、午後はひのみちゃんも参加して諏訪地域在住のひのみファ…
火の見櫓のある風景 松本市笹賀にて 2023.03.10■ 以前と比べて、着色するとき、絵の具をより多くの水で溶くようになり、絵筆に含ませる水も増やすようになった。その分、色の透明度が増して、スケッチが「弱い」という印象になっている。でも、線描がより分…
『黒い海』伊澤理江(講談社2022年)■ 読後の感想は一言、「不条理」。平成20年(2008年)6月23日、第58寿和(すわ)丸は犬吠埼東方沖350km付近で荒天をしのぐために午前9時ころからパラ泊(*1 パラシュート・アンカーによる漂泊)を始めていた。乗組員は…
火の見櫓のある風景 安曇野市豊科にて 描画日2023.03.08■ 道路を中心に据え、両側の樹木や家屋で遠近感を出す技法 「道路山水」をネット検索するとこのような説明が見つかる。火の見櫓のある風景スケッチの大半が好きな道路山水的構図だが、今日(8日)描い…
300■ 『草枕』を一言で評するなら、漱石の教養が書かせた小説だということだ。『吾輩は猫である』には小説らしいストーリーは無い。『草枕』にも無い。『吾輩は猫である』で漱石は文明論を語り、文明批評をする。『草枕』では芸術論を語る。知らない言葉が頻…