ブックレビュー
360■ 8月に読んだ本5冊。うち3冊は図書館本。 1『残像に口紅を』筒井康隆(中公文庫1995年)筒井康隆ならではの実験的試み。**TikTokで超話題!累計50万部突破!**と帯にある。文字がひとつ、またひとつと消えてゆき、その文字を使うことばも消えてゆ…
320■ 7月は8作品(9冊)の本を読んだ。『空海の風景 上下』司馬遼太郎(中公文庫1978年)**構想十余年、著者積年のテーマに挑む司馬文学の記念碑的大作**との評(カバー裏面)空海に対する司馬さんの人物評。天才と評するも人間性は最澄に比して必ずしも…
■ 月末にその月に読んだ本を再度取り上げるブックレビュー。2006年の4月にブログを始めてからずっと続けてきた。結果、gooブログ「透明タペストリー」に221(*1)の記事が残った。このブログでもブックレビューを継続することにしている。量より質というこ…
■ 4月に読んだ本は写真の8冊と図書館本1冊、計9冊。『日本の近代6 戦争・占領・講和』五百旗頭 真(中央公論新社2001年)日本はなぜ対米戦争に踏み切ったのか、そこに至る政治的な動きはどうであったのか。日本は敗戦をどう受け入れ、その後の政治はどのよう…