

■ 火の見櫓の多く(8割以上)は道路沿いに立っている。火災の発生を一刻も早く伝えるための立地。この火の見櫓もそのような立地の1基。
3〇〇型
直線折り曲げ(とでも名付けようかな)逓減櫓。曲線に見えるから、曲線「的」逓減櫓としてもよいかもしれない。実際そのように捉えたものもあると思う。
頂部風向計付き反り屋根
平鋼すのこ3角敷き飾無し手すり見張り台
ショートアーチ脚
円の一部をカットしている。なぜ踊り場がこのような形になっているんだろう。こうしないと越境して道路にはみ出してしまうからだろうか。この高さなら、道路にはみ出しても特に支障はなさそうだが。架線と干渉してしまうから、と判断するのが現場の状況から妥当なのかもしれない。当初からこの形だったのか、それとも後年このようにしたのか、よく観察すれば分かっただろうに・・・。写真で手すりの取り付け方を見ると、後から対応しているように思うが。