辰野町辰野の火の見櫓
1131 上伊那郡辰野町辰野 4脚444型
■ 火の見櫓の型の分類に踊り場を入れる必要はないかな・・・。このことについて以前からずっと迷っている。踊り場を入れなければこの火の見櫓は4脚44型となるが。まあ、情報は少ないより多い方が良いだろう、ということで4脚444型のままとしておく。
高遠からの帰り、国道153号を走っていてこの火の見櫓に気がついた。何回も通っている国道だが、少し離れた場所に立っているからだろうか、今まで全く気がつかなかった。脇道に入って近くまで行った。「火の用心」という大きな看板が櫓の上半分を占めている。既に見張り台の半鐘は撤去されているようだ。代わりにスピーカーが付いている。
近づいて、裏側を見てみる。

見張り台と同じくらいの高さの所から見る。この位置だと屋根の様子がよく分かる。軒先では勾配がついていない。雨水が溜まるのではないか。溜まれば屋根面は錆びやすい。スピーカーではなく、半鐘があれば良かったのに・・・、残念。

踊り場に半鐘が下げてある。看板の遮蔽効果で音の伝わり方がよくないかもしれない。切文字で「辰野町 第三分団」と付けてある。同じ町内の別の火の見櫓でも切文字の分団名を付けてあるところを見た(下)。文字の形がよく似ている。同じところで作ったのかもしれない。
火の見櫓は建築的なプロポーションから外れているが屋根がある。何とも不思議な形をしている。火の見櫓を脳内の建築という引き出しというか、フォルダーに納めようとしても、違和感を感じてしまい、納めようがない。不思議という感覚はこの辺りの事情によるのではないか。

辰野町横川にて 撮影日181111